早期症候性アルツハイマー病(AD)患者257例を対象に、N3pG-βアミロイドを標的とする抗体donanemabの有効性を検討(TRAILBLAZER-ALZ試験)した結果が、New Engl J Med誌に掲載されました。
 

 試験開始時から76週までの統合アルツハイマー病評価尺度(iADRS、範囲0-144点で低スコアほど認知および機能障害の程度が重い)の変化量は、donanemab群-6.86点、プラセボ群-10.06点(差3.20点、95%CI 0.12-6.27、P=0.04)と、donanemabの有効性が示されました。
 

 アルツハイマー病の早期診断・治療に一筋の光がみえてきました。