脂質異常症治療薬のペマフィブラートが脂肪肝に伴う肝臓の炎症、線維化を改善することが、第56回日本肝臓学会総会で報告されました。

 

 ペマフィブラートには、血中の中性脂肪を下げ、善玉コレステロールを増加させる作用がありますが、肝臓内にも働き、肝臓の炎症を抑えます。

 

 日本における脂肪肝の患者数は約2000万人とされ、その約10~20%は脂肪性肝炎に進行し、肝硬変や肝臓がんを発症します。