内分泌かく乱物質とされるビスフェノールA(BPA)の尿中濃度が高いグループは低いグループに比べ死亡リスクが高いことが、JAMA Network Open誌に掲載されました。
BPAはプラスチックやエポキシ樹脂を製造する際に生成される産業化学物質で、日常生活のあらゆる場面でBPAに曝露する機会があり、米国成人の尿検査を行うと標本の9割以上から検出されます。
動物実験では内分泌かく乱効果があり、代謝を阻害して、肥満、不整脈、動脈硬化などを起こすことが報告され、人体の様々な臓器や組織にも悪影響を及ぼす可能性が示唆されています。