米マッケッソン・スペシャリティ・ヘルスおよびUSオンコロジー・リサーチは、50種類以上のがんを高精度で検出でき、その部位も同定できるという血液検査法について報告、詳細が「Annals of Oncology」誌に掲載されました。 

 

 この検査は、死滅した細胞から血液中に放出されたDNAのメチル化パターンを読み取り、がんの種類や部位を同定するというもの。DNAメチル化は、細胞の分化や遺伝子発現などに重要な役割を果たしますが、がん細胞ではDNAメチル化パターンに異常が見られることが知られています。 

 

 検査の特異度は、それぞれ99%以上でありました。また、肺・膵臓・大腸・卵巣がんなど主要な12種類のがんに対する感度は、ステージIで39%、IIで69%、IIIで83%、IVで92%と、ステージが進むほど高くなりました。