非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)患者の約4割は非肥満者であることが、Lancet Gastroenterol Hepatol誌に掲載されました。 

 

 西欧諸国では慢性肝疾患による主な死因としてNAFLDがウイルス性肝炎を上回るようになり、アジア諸国でもNAFLDの有病率が上昇しています。 

 

 NAFLDの非肥満者の長期転帰を調べたところ、1000人年当たりの発生率は、総死亡が12.1、肝関連死が4.1、心血管関連死が4.0、糖尿病の新規発症が12.6、心血管疾患の新規発症が18.7、高血圧の新規発症が56.1でありました。