高強度の筋力トレーニングではなく、ラジオ体操でも糖尿病患者の筋肉量維持に有効とする報告が「BMJ Open Diabetes Research & Care」誌に掲載されました。

 

  2週間の入院中にラジオ体操をしなかった人は除脂肪体重(筋肉や骨の量を表す指標)が低下したのに対し、1日2回ラジオ体操をした人は除脂肪体重が減らず、上肢や体幹の筋肉量の増加傾向も認められました。 

 

 ラジオ体操には第1と第2がありますが、本検討では第2を用いています。また、ラジオ体操の所要時間は1回3分で、それ以外に1日60分の有酸素運動(主に速歩)を行っています。なお、ラジオ体操に起因する有害事象は見られませんでした。