米スタンフォード大学とAppleは、40万人を超えるApple Watchユーザーから収集したデータをもとに、Apple Watchが心房細動の識別を行えるかどうかを調査した研究結果を『The New England Journal of Medicine』誌に発表しました。
研究グループは、心房細動の自覚のない被験者41万9297人から脈拍データを収集。約120日におよぶモニタリングの期間中、なんらかの不規則な拍動が現れた2161人(0.52%)に心電図パッチを郵送し、データを解析した結果、心電図パッチの着用中に心房細動が現れた割合は34%。
さらに、65歳以上の参加者の35%に心房細動が見られたことから、高齢のユーザーには、ウェアラブルデバイスの使用が特に有用であることが示唆されました。