トランス脂肪酸を多く含む食事は認知症リスクを上昇させる可能性があることが、「Neurology」誌に報告されました。血液中のトランス脂肪酸濃度が高い人では低い人に比べて、後年に認知症を発症する率が50~75%高い結果となりました。

 

 血液中のトランス脂肪酸濃度上昇に最も寄与する食品として、ペイストリーズ(ケーキなどの甘い菓子類)の寄与が最も大きく、マーガリン、飴やキャラメル、クロワッサン、乳成分を含まないクリーミングパウダー、アイスクリーム、せんべいがそれに続きます。

 

 世界保健機関(WHO)は、2023年までにトランス脂肪酸を全世界から排除することを呼び掛けています。