就寝時に降圧薬を服用した高血圧患者では、起床時に服用した高血圧患者と比べて血圧コントロールがより良好で、心臓や血管の問題による死亡または疾患リスクが大幅に減少したことが、「Eur Heart J」誌に報告されました。

 

 約2万人の高血圧患者を対象とした臨床試験において、降圧薬を就寝時に服用する群では、起床時に服用する群と比べて、心血管疾患(CVD)による死亡56%、心筋梗塞34%、心不全42%、脳卒中49%と、各リスクの低下がみられました。

 

 従来から、睡眠中の平均収縮期血圧がCVDリスクに最も重要と報告されています。