このたび、インフルエンザワクチン接種者では、未接種者と比べて全死亡リスクが18%低かったことが、高血圧患者60万例超を対象とした研究において明らかとなり、欧州心臓病学会(ESC 2019)で発表されました。心血管死リスクは16%、脳卒中/急性心筋梗塞による死亡のリスクは10%低下していました。

 

 今までにも、インフルエンザへの罹患は、脳卒中や心筋梗塞のリスク上昇に関連することが複数の研究で示されています。また、入院患者を対象とした研究では、インフルエンザワクチンの接種により心筋梗塞の発症リスクが10%低減することが報告されています。 インフルエンザワクチンを打ちましょう。