米国食品医薬品局(FDA)は、不眠症治療薬のゾルピデム(商品名マイスリー)、エスゾピクロン(商品名ルネスタ)、zaleplon(日本国内未承認)について、服用後の異常行動による危険性を理由に、警告を追加しました。

 

 この警告は、これら薬剤の服用後に発生した66例の睡眠時異常行動に基づくもの。20例は異常行動によって死亡し、死因は一酸化炭素中毒、溺死、転倒、低体温症、自動車衝突事故(患者が運転)、自殺などでありました。重篤ではあるものの死には至らなかった残りの46例では、過量服薬、転倒、やけど、溺水、超低温への曝露による四肢喪失または瀕死、銃創などの自傷、自殺企図などがみられました。

 

 睡眠薬服用後、自分の行動を覚えていない事があった人は、服薬を中止し、速やかに医師に相談してください。