歩幅が①狭い群②普通の群③広い群―に分け、最長4年間にわたり追跡し、認知機能の低下との関連を検討したところ、狭い群では、認知機能低下のリスクが3.39倍、普通の群でも1.22倍であることがJ Gerontol A Biol Sci Med Sci誌に掲載されました。
歩幅を広げることは、
①脳と足の間の神経伝達が刺激され脳が活性化する
②日ごろ使っていなかった、大きくて太い筋肉が賦活される
③運動強度が上がるため血液の循環が良くなり、体の隅々の細胞まで栄養や酸素が届けられるようになる
④血管が刺激され、しなやかになる
⑤背筋が伸びて姿勢が良くなり、気分が高揚する―
といったさまざまな利点があると考察しています。