日本の肺がん死亡率の減少速度は米国のそれよりもはるかに鈍く、近く日米の肺がん死亡率が逆転するのは必至となっています。

 

 これは、日米のタバコ対策の差によるもので、日本は、たばこ規制枠組み条約に盛り込まれたたばこ税・価格の大幅引き上げ、たばこ広告の規制、たばこパッケージの画像入り警告表示、クイットライン(無料の禁煙電話相談)などの取り組みが遅れています。

 

 成人男性の喫煙率は27.8%と減少し続けていますが、諸外国と比べると、未だ高い状況にあり、成人女性の平均喫煙率は8.7%とほぼ横ばいの状況です。肺がんにならないために、タバコをやめましょう。