週末に寝だめしても体の代謝への悪影響は解消できず、かえって悪い結果になる可能性があることが分かり、詳細が「Current Biology」誌に掲載されました。
睡眠不足が続くと健康への悪影響が借金のように積み重なる「睡眠負債」を抱えてしまい、身体や精神に不調を来すと考えられています。
研究では、睡眠不足だったグループにおいて、血糖値の調節に働くインスリンの感受性が低下し、夕食後のエネルギー摂取量と体重が増加していました。また、同グループでは、週末に睡眠時間を多く取っても、ふだんの日のエネルギー摂取量は増え、インスリン感受性が低下した状態が続いていました。