人工涙液とはもともとドライアイの治療などに使われる点眼薬の一種。涙に近い成分になっていて、いわゆる薬剤は入っていません。市販の人工涙液は「ソフトサンティア」や「ロートソフトワン点眼液」など。これらには花粉のハッチアウト(破裂)を抑える作用もあります。花粉はそのままではアレルギー反応を起こさず、破裂して内部のたんぱく質が外に出てアレルギーを引き起こすので、ハッチアウトが少なければそれだけ症状も軽くなります。

 

 なお、「ウェルウォッシュアイ」は、人工涙液ではなく点眼型洗眼薬ですが、よりハッチアウトを抑える作用が強いとされています。