2019年1月10日に開催された厚生科学審議会の予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会は、65歳以上に1回定期接種が行われている23価肺炎球菌莢膜多糖体ワクチン(PPSV23、商品名ニューモバックスNP)への経過措置を、2019年度以降も5年間延長することを了承しました。

 

 具体的には、65歳だけでなく、70歳、75歳など5年刻みで100歳までの年齢になる人を定期接種の対象とするもの。65歳相当の人の定期接種におけるPPSV23接種率は現状で40%程度にとどまっているため、これまで接種を受けていない人への接種機会を引き続き提供することとしました。

 

 なお、PPSV23の再接種についても議論されましたが、期待される効果について、十分に明らかとなっていないことから、引き続き検討を行うこととなりました。