厚生労働省は、風疹定期接種の対象とする抗体価を「赤血球凝集抑制法(HI法)で8倍以下」とすることなどを議決しました。「8倍未満」ではなく「8倍以下」、すなわち8倍以上16倍未満を含む抗体価の男性に定期接種を行うこととしました。
流行が続く風疹への今後の対策案として、抗体保有率の低い世代の男性に対し、市町村が予防接種法に基づき抗体検査と予防接種を2019年から3年間原則無料で実施することが決まっていますが、この定期接種では、予防接種前の抗体価測定が必須となっています。対象者には、市町村が受診券を送付し、抗体検査の受検を積極的に案内することを予定しています。今後、3カ年計画で段階的に受診券を送付する予定。