エチゾラムの処方錠数は、なんと年間11億9610万2599錠(約12億錠)。「睡眠薬」ないし「不安・緊張を和らげる薬剤」として使用されています。
高齢者に対しても多くのエチゾラムが処方されており、合計4.4億錠(37.1%)が75歳以上に処方されていますが、筋弛緩作用からくる転倒・骨折や夜間せん妄、誤嚥性肺炎の誘発、認知機能の低下、エチゾラムそのものに対する耐性形成・乱用や依存などが懸念されています。
2018年度診療報酬改定では、エチゾラムを含むベンゾジアゼピン系薬剤を長期処方する場合は、単剤でも保険点数が減点されるようになっています。