モスクワから北へ2時間ほどの距離にある小さな白い倉庫には、再び生を得る日を待ちわびる56人の遺体が収められています。遺体は完全に血液を抜かれ、マイナス196℃の液体窒素に逆さまに漬けられた状態で、100年先まで保存されます。彼らは、いつか誰かが自分を目覚めさせてくれることを望んでいます。

 

 人体の冷凍保存を手がけるのは、ロシアの「クリオルス社」。3万6000ドル(約385万円)(頭部のみであれば1万8000ドル(約193万円))を支払って、生前にこうした処置をしてほしいと希望していた人々に行っております。