「プラズマ乳酸菌」は、「免疫細胞の司令塔を直接活性化する唯⼀の乳酸菌」、あるいは「かぜやインフルエンザの予防に効果がある」などと⾔われ、ヨーグルトやドリンクのほか、錠剤や顆粒タイプなどの製品も発売され、注目を集めていますが、実際のところどの程度の効果が期待できるのでしょうか。  

 

 かぜやインフルエンザに対するプラズマ乳酸菌製剤の報告をみてみると、【論文1 Br J Nutr.2015;114:727-33. 】:統計学的な有意差なし(P = 0.127)、【論文2 Health.2017;9: No.04】:ランダム化比較試験ではない、【論文3  Journal of Functional Foods.2016;24:492-500.】:統計学的な有意差なし (p=0.18)、【論文4 J Int Soc Sports Nutr. 2018;15: 39. 】:上気道感染症を発症した人数に差はない、といずれもはっきりしない結果でありました。