気分を高揚させるためデオドラントスプレーを吸引(huffing)し、心停止状態となって死亡した19歳のオランダ人男性に関する報告書が「BMJ Case Reports」誌に発表されました。報告書によると、吸引後に男性は興奮状態になり、飛び跳ねる動作を繰り返した後、崩れ落ちるように倒れたといいます。

 

 デオドラントスプレーにはブタンを主成分とする可燃性のガスが含まれていますが、ブタンやその類似物質は神経系の組織を含む脂肪組織に吸収されやすいため気分を高揚させる作用があり、心臓などの臓器にも深刻な影響を与える可能性があります。