夏から冬にかけて収縮期血圧(SBP)が10mmHg以上、拡張期血圧(DBP)が5mmHg以上上昇する患者は、心血管イベントリスクが2倍になることが、国内の大規模介入試験のサブ解析から示され、J Am Heart Assoc誌に掲載されました。

 

 また、そうした変動性は早期に降圧薬処方を調整することで抑制できることもわかりました。

 

 一般に、冬季は気温低下による末梢血管抵抗上昇のために、夏から冬にかけてSBP5mmHg程度の上昇が見られるのが普通です。