資生堂は、緊張による心理的ストレスが加わることで、特徴的な"臭い"が皮膚ガスとして放出される現象を発見し、その成分として2つの化合物を同定したと発表。また、この臭い成分に対して臭いを目立たなくする独自の技術を開発したという研究結果を第36回日本生理心理学会で発表しました。

 

 臭いの主成分はジメチルトリスルフィド(dimethyl trisulfide;DMTS)とアリルメルカプタン(allyl mercaptan;AM)。同社ではこの2成分を「STチオジメタン」と名付け、「この臭いに対して、臭いを包み込んで目立たなくする独自のSTアンセンティッド技術を開発した」と報告しています。