高所恐怖症の人に対して、バーチャルリアリティーによる精神療法を行うことによって、高所に対する恐怖心が軽減されることが報告され、詳細が「The Lancet Psychiatry」誌に発表されました。
ベースライン時から2週後までの「高所に対する恐怖心の程度を評価する質問票(Heights Interpretation Questionnaire;HIQ)」のスコアの変化量は、対照群の1.2ポイント減に対してバーチャルリアリティー群では24.5ポイント減と大幅な減少が認められ、効果は治療終了時から2週後までの追跡期間中においても継続してみられました。