高齢者の転倒予防には、筋力トレーニングやエアロビクスよりも太極拳の方が優れている可能性があることが、約600人の高齢者を対象に行ったランダム化比較試験で明らかになり、詳細が「JAMA Internal Medicine」誌に掲載されました。
 

 研究チームは転倒予防に関連した8種類の基本的な動きに絞った簡略版を開発。60分の運動クラスを週に2回、24週間続けてもらいました。
 

 転倒の起こり方はさまざまで予測できないが、太極拳では体を重心の外側へ移動させまた引き戻す動きを行うため、太極拳を経験している人は転びそうになると、その動きに逆らって素早くバランスを取り戻せるのではないかと説明しています。