South Australia大学の研究チームは、2型糖尿病患者の1日の摂取エネルギーを500~600kcalに抑える日を週に2回設ける間欠的食事制限と、毎日の摂取エネルギーを1200~1500kcalに抑える持続的食事制限の効果を比較する臨床試験を行い、間欠的食事制限でも12カ月後のHbA1c減少効果は劣らないと報告し、「JAMA Network Open」誌に発表しました。
 

 12カ月後までのHbA1cの低下は、持続的制限群で -0.5%、間欠的制限群は -0.3%、体重減少は持続的制限群で -5.0kg、間欠的制限群では -6.8kgでありました。
 

 1週間に数日だけ厳格な摂取エネルギー制限を行い、それ以外の日は通常の食事を摂る方法は、緩やかな食事制限を毎日続ける方法よりも、患者に取って受け入れが容易で、継続しやすいことが示唆されています。