2014年の水痘ワクチンの定期接種化により20~40歳代、70歳代の帯状疱疹の発症率が上昇していたことが疫学調査「宮崎スタディ」で明らかになり、第117回日本皮膚科学会で報告されました。
 

 20~40歳代で上昇した原因は、ワクチン接種により、水痘に罹患して強い免疫を獲得する機会が減少したためと考えられます。
 

 今後、2016年3月に認可された帯状疱疹予防ワクチンおよび近々上市されるサブユニットワクチンが普及すれば、高齢者の帯状疱疹は減少することが予想されています。