筑波大学は、90%以上という非常に高い診断精度を有する皮膚腫瘍人工知能診断補助システムを開発したと発表。研究成果が、「British Journal of Dermatology」誌に公開されました。

 

 AIと日本皮膚科学会認定皮膚科専門医13名を比較した結果、皮膚科専門医による皮膚腫瘍の良悪性の識別率が85.3%±3.7%であったのに対して、AIの識別率は92.4%±2.1%と有意に高い結果となりました。

 

 良悪性の識別がより難しい14種類の皮膚腫瘍の正答率でも、皮膚科専門医が59.7%±7.1%であったのに対して、AIの正答率は74.5%±4.6%であり、こちらも有意に優れていました。