サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会が連日盛り上がりを見せていますが、最近では得点やレッドカード(退場処分)などの誤審を減らすためビデオ判定システムとビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の導入が始まっています。

 

 今回、ルーヴェン・カトリック大学のJochim Spitz氏らが行った研究では、ビデオ判定映像の再生速度によって審判のファウルの判定が変わる可能性が示されました。

 

 映像をスロー再生すると通常速度で再生した場合に比べて、審判はより厳しくファウルをとるようになるというもので、詳細が「Cognitive Research: Principles and Implications」誌オンライン版に掲載されました。ちなみに、法廷ではスロー再生の映像は意図的であるとの印象を強めてしまうため、証拠として使われていません。