国民生活センターでは、ビワの種子を使用した健康茶などを過剰に摂取しないよう注意を喚起しています。ビワ、ウメ、スモモなどの種子や未熟な果実には、アミグダリンなど、体内で分解して青酸を発生するおそれがあるシアン化合物が含まれており、これを多く摂取した場合、頭痛やめまいなどの健康被害を引き起こす恐れがあります。

 

 食品衛生法では、青酸換算で10ppmを超えてシアン化合物が検出されるものを規制しています。ビワの種子を原材料とした健康茶は、濃度が1.7-7.3ppmと10ppmを下回りますが、多量に飲んだり、使用するティーバッグ数を増やしたり、湯の量を減らし濃くして飲むと、健康に悪影響を与える可能性があります。