イタリア・ボローニャ大学のScaioli E氏らは、再発リスクを有する潰瘍性大腸炎(UC)患者を対象に、エイコサペンタエン酸遊離脂肪酸(EPA-FFA)による腸管炎症への作用を検討し、Clinical Gastroenterology and Hepatology誌に報告しました。
EPA-FFAの6カ月投与により、潰瘍性大腸炎のマーカーである糞便中カルプロテクチン値が減少、大腸内視鏡所見も改善しました。なお、重篤な有害事象は確認されませんでした。
EPA-FFAはUC患者において寛解の導入および維持に使用できる可能性があることが判明ました。