Cambridge大学のAngela W Wood氏らは、総死亡のリスクを指標にした安全なアルコール摂取量の上限を100g/週と報告し、Lancet誌に掲載しました。
40歳時点の余命を、飲酒量が100g/週以下の集団を参照群として比較すると、100g~200g/週以下の集団では6カ月、200~350g/週以下の集団では1~2年、350g/週超の集団では4~5年短いと推定されました。
アルコール摂取量が100g/週増加当たりのハザード比は、脳卒中が1.14、心筋梗塞以外の冠動脈疾患は1.06、心不全は1.09、致死的高血圧は1.24、致死的大動脈瘤は1.15でありました。