「はしか」の国内感染が広がっています。厚生労働省は、大型連休を前に「はしか」の感染拡大に警戒を強めています。

 

「はしか」は感染後、10~12日の潜伏期間を経て、発熱や咳、鼻水などの症状が現れます。感染力が非常に強く、手洗いや通常のマスクだけでは防げず、同じ室内にいるだけでうつる恐れがあります。

 

 「はしか」の予防には、2006年度から1歳と小学校入学前にワクチンの2回接種が勧められています。ただ、厚労省によると、1回の接種にとどまっていたり、全くワクチン注射を受けていなかったりする人が5%程度います。厚労省では「はしかの抗体があるかどうかを調べて、なかった人はワクチン接種をしてほしい」と呼び掛けています。