食事中にむせやすくなった、せき払いが増えたと感じる人は、誤嚥(ごえん)性肺炎になるリスクを下げるためにも、意識的にのどの力を鍛えましょう。

 

 神鋼記念病院耳鼻咽喉科の浦長瀬昌宏科長は嚥下(えんげ)トレーニング外来を開設し、トレーニング法を紹介。「最初は少量の水を飲んで、のど仏を上げる練習。慣れてきたら、水なしで飲み込んだ状態を10秒キープし、最後は勢いよく息を吐き出す。1日2~3回取り組むと、飲み込み力を強化できる」 と述べています。

 

 肺炎は日本人の死因の第3位。うち7割以上が誤嚥性肺炎です。