痛風は、世界の各国で増加しており、日本でも痛風患者数は100万人を超えるようになりました。

 

 東京女子医科大学膠原病リウマチ痛風センターの報告によれば、日本人の痛風患者983例を分析したところ、男性99%、約25%に痛風あるいは高尿酸血症の家族歴が認められ、痛風発症年齢の平均は44歳。初診時痛風罹病期間は平均6年で、ほとんどが痛風発作を主訴に来院。初診時点での痛風結節を保有している割合は5-7%でありました。

 

 痛風結節保有例と非保有例のその後の経過を比較したところ、痛風結節保有例では、非保有例と比べて高血圧や循環器・脳血管疾患が有意に多い結果となりました。