鼻炎症状を呈する中国人患者51例を対象に、アレルギー性鼻炎診断時の鼻汁中の特異的免疫グロブリンE(sIgE)の有用性を評価しました。

 

 ヨモギ、ダニ、真菌に対するアレルギーと判定された症例は、血清sIgEを用いた場合はそれぞれ60.8%、27.5%、5.9%、鼻汁sIgEを用いた場合は62.7%、23.5%、5.9%でありました。

 

 鼻汁sIgEは、血清sIgEに代わる有用な検査法となりうることが示され、今後の実用化が期待されます。