米ミシガン州立大学のMukkamala氏らは、スマホに装備すれば画面に指を押し付けるだけで即時に血圧値を測定できる装置を開発したことをScience Translational Medicine誌に掲載しました。

 

 Mukkamala氏らは、光電式容積脈波記録法と呼ばれる技術を用いて指先の血流量を測定するセンサーと力センサーを重ねた特殊なスマホケース型の装置を開発。ユーザーがケースに埋め込まれたセンサーに指先を押し付けると、指先の動脈の血圧が測定されます。さらに、その情報はスマホのアプリで処理され、上腕動脈の血圧値に変換されて画面に表示されます。

 

 この装置で測定した血圧値の正確性は、上腕カフを用いた通常の血圧測定器と遜色ないことも示されました。今後、厳格な検証を行う必要がありますが、その実用化が大いに期待されます。