大阪市立大学の研究グループは、インターフェロンによるC型肝炎治療後の肝臓がんの発生に、肝臓の星細胞の活性化による肝線維化の進行が関係していることを報告し、科学誌「PLOS ONE」に掲載しました。

 

 C型肝炎の治療には長年、インターフェロンが用いられ、ウイルスを排除することで、発がん抑制効果が得られてきましたが、完全にはなくならず、5年・10年の肝臓がん発生率は、それぞれ 2.3~8.8%、3.1~11.1%と報告されています。

 

 今後、肝臓の星細胞の活性を抑えることによる、肝臓がん発生に対する予防効果が期待されます。