未治療の切除不能な肝細胞癌患者954例を対象に行った20カ国の無作為化第3相試験で、現在使用されている肝がんの第一選択薬ソラフェニブに対するレンバチニブの非劣性を検討した結果が医学雑誌Lancetに報告されました(REFLECT試験)。

 

 主要評価項目の全生存期間中央値はレンバチニブ群13.6カ月、ソラフェニブ群12.3カ月で、レンバチニブの非劣性が示されました(ハザード比0.92、95%CI 0.79-1.06)。

 

 レンバチニブ群で見られた有害事象は高血圧(42%)、下痢(39%)、食欲低下(34%)、体重減少(31%)などでありました。