米・Johns Hopkins大学のDale M. Needham氏らは、「訓練を受けたセラピー犬による介入は、集中治療室の患者さんの身体的および精神的な苦痛を大幅に軽減できた」と報告し、医学雑誌「Critical Care」に掲載しました。

 

 集中治療室の患者さんは、人工呼吸器、栄養チューブ、カテーテルやその他の機器につながれていることが多く、しばしば鎮静薬を投与され、ベッドの上で動きが制限されているため、筋力低下、思考の混乱、抑うつ、不安、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、せん妄(不注意、失見当識、精神錯乱、幻覚など)などのリスクが増大します。

 

 集中治療室滞在中に1回(20〜30分)以上のセラピー犬の訪問で効果が得られています。