カナダToronto大学のJeffrey C. Kwong氏らは、インフルエンザの診断確定後1週間は通常よりも心筋梗塞発症リスクが上昇していたとことを、New England Journal of Medicineに報告しました。
リスク期間の心筋梗塞発症率比をウイルスの種類別で見ると、インフルエンザB型10.11倍、インフルエンザA型5.17倍、RSウイルス3.51倍、その他の呼吸器感染症ウイルス2.77倍でありました。ただし、B型とA型の差は統計的に有意でなく、予防接種の有無にかかわらず発症率比は上昇していました。
呼吸器感染症の中でも、特にインフルエンザは、心筋梗塞の発症リスク上昇と関連があるようです。