国立循環器病研究センターは、特定健診および特定保健指導制度による生活習慣病抑制効果を明らかにし、研究成果が科学雑誌「PLOS ONE」オンライン版に掲載されました。
研究グループは、保健指導対象者101万9,688人を抽出し、保健指導受診群11万1,779人と非受診群90万7,909人に分類して解析。その結果、受診群では非受診群に比べ、3年後にメタボリックシンドロームと診断される割合を31%抑制し、腹部肥満も33%改善。また、心血管リスク(血圧・中性脂肪・ヘモグロビンA1c、HDLコレステロールなど)も有意に改善しました。
現在、高血圧の患者数は約677万人、糖尿病は約317万人、脂質異常症は約147万人で、増加の一途をたどっています。