チョコレート心血管疾患への効果を検証した16件の観察研究のメタ解析論文がイタリア・ペルージャ大学より報告され、医学誌Nutritionに発表されました。

 

 これら16件の研究を全て足し合わせ、34万4,453人におけるチョコレート摂取の心血管疾患への効果の大きさを見ると、最も多く摂取している群は最も少なく摂取している群に対して0.71~0.77倍に心血管疾患が抑制されていました。

 

 ただし、心血管疾患に対する保護効果を男女に分けて解析したところ、成人以降の女性では統計学的に有意な保護効果が示されたものの、成人以降の男性では示されませんでした。