時計遺伝子を有効に利用する食事のタイミング

　脂肪細胞中などで発現する時計遺伝子のBMAL1は、血液中の糖質を脂肪に変化させて脂肪細胞に貯め込む働きがあります。BMAL1の蛋白は、午前2時前の深夜に最も多く作られ、午後2時あたりに最少となります。午前2時のBMAL1の脂肪細胞中の量を100％とすると、午後2時には約5％まで減少します。このため、夜遅くに炭水化物などを取ると、BMAL1が多く存在するため脂肪が蓄積しやすくなります。肥満防止のためには、午後8時までに食事を済ませるのがお勧めです。