食事から摂取するナトリウム(Na)/カリウム(K)比高値は脳卒中リスクの独立した予測因子であると、米国のグループが医学雑誌Strokeに発表しました。

 

 食事におけるNaの摂取増加は、血圧の上昇を介して脳卒中を含む血管疾患のリスク上昇と関係します。一方、野菜や果物の摂取増加に伴うK高値は血圧低下に働きます。 2,570例(平均年齢69歳、女性64%、白人21%、ヒスパニック系55%、黒人24%)を解析した結果、食事のNa/K比高値は全脳卒中および脳梗塞の有意なリスク上昇と関係していました(ハザード比1.6、95%CI 1.2~2.1)。