喫煙は脳梗塞発症で約2倍、くも膜下出血発症で約3倍のリスクになると報告されています。

 

 今回、脳梗塞発症後に喫煙者が禁煙した場合と喫煙を継続した場合の転帰が、医学雑誌Neurologyに報告されました。 5年間の脳卒中・心筋梗塞死亡の発生率は、禁煙者で15.7%に対して、喫煙継続者で22.6%と有意に高い結果となりました。

 

 また、がんによる死亡は禁煙者の7例に対し喫煙継続者では21例(1.5% vs. 3.4%、P=0.07)でありました。