新型の血糖測定器 指先に針を刺す採血が不要に…

 糖尿病患者の血糖を把握するには、指先に針を刺して採血し、血糖測定器で測るのが一般的ですが、針を刺す痛みや人前で行う抵抗感を訴える患者さんが多いのが実情です。

 

 新しいタイプの測定器は、腕に貼り付けた500円玉大のセンサーに読み取り機をかざすと、直近の血糖値が表示されます。使い方が簡単で、いつでも使え、服の上からも測れるので周囲の目も気になりません。入浴や水泳の時もセンサーを外す必要はありません。

 

 血糖値が上がっているのか、下がっているのかを表示する機能もあります。上がっている場合はインスリンを補充し、下がっている時はブドウ糖を補うなど、必要な対応をする参考になります。

 

 インスリン注射で治療していれば、費用は原則として、従来の血糖測定器を使用した場合と変わりません。