このたび、帝国製薬と田辺三菱製薬は、抗血小板活性化因子(PAF)と抗ヒスタミンの両方の作用を持つアレルギー性疾患治療薬「ルパフィン錠10mg」(一般名・ルパタジンフマル酸塩)を発売しました。この薬は、スペインのユリアック社が創製し、世界80カ国以上で承認されています。
ヒスタミンはアレルギー反応を引き起こす化学物質として知られ、PAFは血管拡張や血管透過性の亢進、知覚神経刺激、白血球活性化などを誘導し、くしゃみ、鼻水、鼻閉などの症状を引き起こします。ルパフィンはこの2つを強力に抑えて、アレルギー性疾患の症状を抑制します。