晩秋を過ぎるとインフルエンザワクチン接種が始まりますが、高齢者では、インフルエンザに感染すると、その後に肺炎球菌による肺炎を起こしやすいため、肺炎球菌ワクチンも接種しておきたいところ。肺炎は日本人の死因の第3位、肺炎による死亡者の約95%は65歳以上です。

 

 65歳以上の場合、インフルエンザワクチンは法律で定める「定期接種」の対象で、費用が助成されることがあります。肺炎球菌ワクチンは現在、65歳以上で年度中(4月~翌年3月末)に65歳、70歳、75歳など5歳刻みの対象年齢になる人(100歳まで)は定期接種になります。それ以外の年齢だと「任意接種」になり、費用は自己負担となります。