さまざまな種類のナッツを日常的に食べている人は、そうでない人より心臓病リスクが低下する可能性があるとする研究論文が米国心臓病学会誌「Journal of the American College of Cardiology」に掲載されました。

 

 21万人分以上の健康調査アンケートに基づく今回の研究では、クルミ、ピーナツ、その他の木の実類28グラムを1回分として、それを週に5回食べることは、心臓病リスクの14%低下と、動脈硬化による致死性合併症のリスクの20%低下に関連。クルミを週に1回以上食べることは、心臓病リスクの19%低下と冠状動脈性心臓病リスクの21%低下に関連。ピーナツを週に2回以上食べる人は、全く食べない人より心臓病リスクが13%低下。また、アーモンド、カシューナッツ、クリ、ピスタチオなどの木の実類では、同15%の低下がみられました。

 

 今回の研究では、クルミが最も健康的な選択肢と考えられるとの結果が示されました。